フルタイムで働く労働者の2009年のボーナスや残業代などを除いた平均月給は、前年比1.5
パーセント減の29万4500円で、4年連続で減少したことが、厚生労働省が2月24日に発表した
賃金構造基本統計調査で分かったそうです。
世界的不況を受けて、定期昇給の見送り・減額などで基本給を引き下げた企業が多く、減少
率は原稿調査で始まった1976年以降で最大となりました。

調査は10人以上が働く4万6080の事業所を対象に、昨年6月分の給与に関して行いました。
男女別では、男性が2.1パーセント減の32万6800円、女性が0.8パーセント増の22万8000円と
いう結果が出たようです。男性が4年連続で減少する一方で、女性が4年連続で増加しました。

雇用形態別では、正社員が31万400円で1.9パーセントも減少したのに大して、契約社員など
の非正規は19万4600円と0.1パーセント減にとどまりました。この非正規いうのは、短時間
労働者を除いたものだそうです。
生産の低下に合わせて非正規は雇用者数、正社員は給与を、それぞれ削減する企業が多かった
ためとみられています。

テレビや新聞、そしてインターネットなどを見ていると不景気が影響している暗い話ばかり
が目につきます。以前には、雑誌「現代画報」でも不景気による内容が取り上げられていた
ように思います。中には、「給料がもらえるだけでもありがたい」と思っている人がいるの
ではないかとも思います。私もそう思っているうちの一人です。
バンクーバー冬季オリンピックで、日本人選手のメダル獲得や素晴らしい成績を残したとい
うニュースを聞くと気持ちが明るくなるのですが、現実はつらくて暗い状況です。
常に「なんとかならないのだろうか」と思っているのです。


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